今回は、滋賀県大津市の 中学2年生山本澪子さんと、東京の瀧川鯉丸さんとをオンラインでつないで、落語の稽古(5回目)を行いました。
今回は、滋賀県大津市の中学2年生山本澪子さんと、東京の瀧川鯉丸さんとをオンラインでつないで、落語の稽古(5回目)を行いました。
稽古の初めに、本番を意識して、落語を1席演じてもらいました。
台詞はもちろんですが、仕草も目線もほぼ完璧に演じられていて、さらに自分らしさも出ている落語だったので、とても素晴らしかったです。
講師の鯉丸さんも、
「感動しました、よくがんばりましたね!台詞一言一言がお客さんに届くようにしっかり喋れているし、喋るテンポも僕の真似ではなく”自分らしさ”が出ていてとてもよかったです。」
と、とても感心されていました。
続いて、ここからもっと良くするために、鯉丸さんからコツを教えてもらいました。
「ある場面を表現する場合、まずは目線の動きがあって、次に登場人物の気持ちが変化して、それが最後に言葉(台詞)として出る。この流れを意識して演じてみると、お客さんによりわかりやすく伝わります。」
「落語を聞いている間、お客さんは無意識的に”演者の目線”に集中しています。なので、仕草をする場合は、お客さんの視界を邪魔しないよう、気をつけましょう。」
初めて落語をやる人にとっては、すぐに実践するのは難しい内容かなぁと思っていたのですが、一つ一つのアドバイスを真剣に、そして楽しそうに聞いてくれていたので、安心しました。
また、「場面ごとに演じ方を考えるのが、楽しくなってきました。」といってくれたので、この調子で、どんどんより良い落語を目指していってくれると嬉しいです。
最後に、お祖母様から借りてきた着物を一度着てみてもらいました。
着物を着るのは、七五三以来ということだったのですが、とても似合っていました。
もし余裕があれば、本番までに家で何度か着てみて、着物の動きに慣れるといいですね。
次回の最終稽古は、本番だと思って演じてみる、です。
”自分で考える楽しみ”を感じ始めてくれているので、自由にのびのびと、自分の落語を磨いていってほしいです。
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